話し相手・傾聴サービスは安否確認にも有効

話し相手・傾聴サービスは、高齢者一人暮らしの場合は安否確認を行なうのに有効です。

社会福祉サービスを定期的に受けている方は、
病気がちの高齢者であってもケアしてもらえるので比較的安心であると思います。

逆に健康的な高齢者の一人暮らしの方が、社会福祉サービスを受けていない人が多いので、異変が起きても放置されがちになるリスクがあります。

特に付き合いがない高齢者はリスクが上がります。
 

仮に健康的であっても、高齢者は若者と比べて筋肉や骨が弱ってきているため、家の中で転倒事故を起こすことが多く、この際に骨折等の怪我をして、その場からずっと動けなくなってしまうケースがあります。

定期的に家族とのやり取りがあれば、
異変に気づいて家族が家に駆けつけて、何とか高齢者を助けることができますが、
一人暮らしの高齢者と家族があまり連絡を取っていない場合が大きな問題となります。

現代社会はなかなか忙しいですので、家族と一人暮らしの高齢者の親御さんとのやり取りが1ヶ月に1回程度しかないケースも結構あります。

1ヶ月に1回程度しかやり取りがない場合は、
もし高齢者が家の中の転倒事故で怪我をしてしまってそのまま動けなくなったら、
1ヶ月間ぐらいの間誰にも気づいてもらえず、
動けないので食事や水分すら取ることができず、
そのまま衰弱死してしまうことがあります。

 

そこで、高齢者一人暮らしの方が話し相手・傾聴サービスを1週間に1回受けていれば、
通話に出ない場合は異変が起きたとみなしてご家族の方に報告するようにします。

そうすれば、ご家族の方は一人暮らしの高齢者の親御さんの異変に気づくことができ、
助けられる可能性があります。

話し相手・傾聴サービスを1週間に複数回受けていれば、より早く異変に気づいて
早く助けられるため、重症化せずに軽症で済むでしょう。

もちろん、脳梗塞や心臓発作などの急性症状に対処することは困難ですが(極端な急性症状は周りに人がいてすぐに救出しても対処は難しい)、転倒事故等については、もし異変に気づくことができれば、十分助けることができます。

話し相手・傾聴サービスを活用した安否確認は十分に有効であると言えます。
 

理想としては、
一人暮らしている高齢者と家族が定期的にやり取りをすることが望ましいですが、
このご時勢においては、いろいろと忙しくてなかなか連絡が取り合えないこともあります。

このような場合は、
一人暮らししている高齢者に話し相手・傾聴サービスを活用していただけると、
問題があるかどうか、異変が起きていないか、定期的に状況を把握することができます。

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