インフルエンザ予防接種は、毎年行なわれていますので、普段であれば、あまり深く考えずに「これからインフルエンザの季節になるのだな。」ぐらいな感じだと思います。
しかし、今年は新型コロナウィルスの登場により、いつもの年と異なり、インフルエンザについても強く意識するようになると思います。
このため、インフルエンザワクチンの需要が高まる可能性があり、ワクチンが不足する恐れがあります。
そこで、厚生労働省は10月1日~10月25日までは
原則として65歳以上の高齢者のみ予防接種を受けられるようにし、それ以外の方は予防接種の制限が行なわれます。
10月26日以降は
医療従事者や基礎疾患のお持ちの方や妊婦さんや幼児・小学1~2年を中心に、65歳未満の方も接種可能となります。
(参考) 季節性インフルエンザワクチン接種時期ご協力のお願い(厚労省)
とは言え、元々のワクチン供給量が足りておらず、
在庫の状況次第で地域・病院によっては、医療従事者や基礎疾患のお持ちの方や妊婦さんや幼児・小学1~2年が優先され、これ以外の方は予防接種を制限される可能性も否定できません。
したがって、高齢者の方は可能な限り10月1日~10月25日までにインフルエンザの予防接種を受けるようにしましょう。
特に今年は新型コロナウィルスの感染拡大が懸念されていますが、今の時期は比較的に感染者数が抑えられていますし、病院であればコロナ対策はしっかりと行なっていると思いますので、今のうちにインフルエンザの予防接種を受けに行った方が良いと思います。
医療従事者や基礎疾患のお持ちの方や妊婦さんや幼児・小学1~2年は、10月26日以降からは接種可能になりますが、競争になる可能性があります。
65歳未満の医療従事者や基礎疾患のお持ちの方や妊婦さんや幼児・小学1~2年以外の方は、地域によっては在庫が不足して、予防接種が不可能な場合もあります。
ただ、若年層であれば、インフルエンザの予防接種が受けられなかったとしても、
日頃から新型コロナウィルス対策を行なっていれば、インフルエンザの感染リスクも減らすことができます。
<インフルエンザ対策の要点>
高齢者の方は、可能な限り早めにインフルエンザの予防接種を受けることがおすすめです。
一方、若年層は体調管理をしっかりと行ない、免疫力を高めておきましょう。
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