高齢者一人暮らしの問題点とリスク

高齢者が一人で過ごす日々が続くと、いろいろと問題が発生して、リスクが高まります。
 

生活意欲の低下(精神状態の悪化)

高齢者は体力に不安がある場合、外出する機会が減り、引きこもりになりがちであります。
また、体のバランスを崩して脳に悪影響を与えます。

家に閉じこもっていると、「他の人に比べて自分はダメだな」と思うようになり、
物事に対して意欲が低下して、ボーッと過ごすようになり、気力を失い、生きることさえ憂鬱に感じるようになります。

うつ状態・うつ病に陥ってしまうこともあります。
 

認知症リスクの増大

家でボーッと過ごし、活動量が少ないと、
タンパク質が脳に蓄積して、海馬が萎縮して認知症になりやすくなります。

さらに、人と接する機会が少ないと、脳に与える刺激が減り、脳の働きが低下して 認知症になってしまうリスクが高まります。

認知症になってしまえば、日常生活に支障をきたしてしまいますので、介護を受ける必要が出てきます。

介護を受けるためには費用がかかりますし、そもそも地域によっては、適切に介護サービスを受けられるとは限りません。

最悪の場合、寝たきりになってしまう可能性があります。
 

持病の悪化

持病のお持ちの方や闘病生活の方は、症状が悪化しやすくなります。

自宅で閉鎖的な生活をしている場合、体のバランスを崩して体調不良になり、
症状の悪化につながります。

さらに、一人で過ごす孤独感から生じる意欲・気力の低下は、体の正常な細胞の働きを低下させ、免疫力や治癒力も弱体化してしまいます。
 

詐欺被害に遭いやすくなる

それから、今の日本は詐欺が多く、特に高齢者の詐欺被害は大半を占めています。

詐欺の手口が巧妙化しているため、一般の人も詐欺に騙されるケースが結構出てきていますが、特に高齢者は判断能力が低下していて、詐欺に引っかかりやすい傾向があります。

さらに、詐欺師は裏で個人情報(リスト)を手に入れて、一人で過ごしていて騙しいやすい高齢者の所在を把握しています。

そのため、高齢者は狙われやすい状況にもなっています。

普段接する機会があれば、気軽に家族や周囲の人と詐欺相談を行なうことができ、被害を防ぐことができます。

しかし、接する機会が少ないと、なかなか詐欺相談ができないのが現状であり、
特に一人暮らしの高齢者は、詐欺の被害に遭うリスクが高くなってしまいます。

そして詐欺に引っかかってしまうと、一度に数百万円のお金を失ってしまうケースがあり、生活破綻に追い込まれることもあります。
 

他にも、高齢者一人暮らしの問題点やリスクはいろいろとあると思いますが、
特に生活意欲の低下(精神状態の悪化)・認知症のリスク増大・詐欺被害は生活に大きな悪影響を与えますので、ここで挙げさせていただきました。

そこで、次のページにここで挙げた高齢者一人暮らしの問題点とリスクについて
どのようにすれば解消できるかどうかをまとめました。

⇒ 高齢者一人暮らし問題の効果的な対策方法

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