緊急事態宣言が解除されて、外出自粛も解除されるとともに、店や施設も営業自粛を解消し始めており、少しずつ普段の日常に戻り始めると思います。
一方、北九州や首都圏では、再び感染者が出ており、新型コロナウィルスの感染リスクは
完全になくなったわけではありません。
若者であれば、新型コロナウィルスに感染しても、
さほど症状が出ずに終わることが多いですが、
高齢者や基礎疾患を持っている方は、感染してしまうと、重症化するリスクがあります。
まず、高齢者や基礎疾患者における新型コロナウィルス感染リスク管理をどんな感じでやっていけばよいのかを考えてみました。
手洗いや消毒等については、継続してしっかりと行なっていくようにするとともに、外出する際には、場所によってはマスク着用の必要性も出てきます。
ただ、夏はマスク着用すると、熱中症になるリスクが高くなります。
おそらく、新型コロナウィルス感染リスク管理において、一番問題になるのは、外出する際のリスク管理になってくると思います。
そこで、日常生活において、外出は健康維持のための運動や必要なときに出掛けて、
外出が不必要なときは家で過ごすようにして、メリハリをつけることが大切になります。
本当のところは、家の中にずっと引きこもるのが一番安全になりますが、
一切外出しない生活にしてしまうと、何もできなくなって不便でありますし、体力が落ちて精神面も落ち込んで不健康になってしまったりして、デメリットが大きくなります。
したがって、外出も適切に行なう必要があります。
そこで、高齢者や基礎疾患を持っている方向けに、外出する際の感染リスクについて、
感染リスク低(安全)と感染リスク高(避けるべき外出先)と感染リスク中(注意が必要)に分類してまとめてみました。
感染リスク低(安全)
健康維持のための運動、散歩、ゲートボール、近所の公園や緑地、人混みの少ない屋外施設
感染リスク高(避けるべき外出先)
人混みの屋内施設、映画館、パチンコ、遊技場、夜の飲食店・バーやナイトクラブやライブハウス、カラオケ、イベント・展示会、コンサート、劇場、スポーツ観戦、繁華街での大規模な祭り・行事
感染リスク中(注意が必要)
近所のスーパーでの日用品の買い物(可能ならばネット通販の活用も有効)
公共交通機関での移動、金融機関や役所での手続き、社会福祉施設でのレクレーション、床屋・美容院、整体・整骨院、地区内・町内(限られた人数)での小規模な祭り・行事
基本的に屋外は感染リスクが低くて安全です。
外での散歩や運動は人との距離を空ければ、感染リスクは低いですので、マスク着用をしなくても大丈夫です。
逆に人混みの屋内施設等では感染リスクが高く、集団感染が繰り返している状況です。
基礎疾患のない若者であれば、重症化の危険性が低いため、十分感染対策を行なえば、大丈夫かもしれませんが、高齢者や基礎疾患者を持っている方にとっては、重症化のリスクがあるため、営業自粛要請が解消されても、人混みのところには行かないほうが良いです。
最後の感染リスク中に分類されたものについては、ある程度は感染リスクがあるものになります。
ただ、これらの項目については、生活するうえで必要なものも結構含まれていますので、
感染しないように対策をしながらやっていくことになります。
現段階における高齢者や基礎疾患を持っている方のコロナウィルス感染リスク管理について書いてみました。
今後は感染状況によって変わってくるかもしれませんが、高齢者や基礎疾患を持っている方、もしくはご家族に高齢者や病気の方がいる方は、参考にしていただければと思います。
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