高齢者の新型コロナウィルス対策として過度な隔離は持病悪化の恐れ

新型コロナウィルスが長期化しているということで、新型コロナウィルス対策として、東京の医師会が年代別グルーピングをして、70歳以上の高齢者は隔離や自粛が望ましいとされています。

⇒ 新型コロナ対策「年代別グルーピング」
 

しかし、高齢者に対して過度な隔離を行なうと、持病を悪化させる恐れがあります。

外出を減らせば、身体機能が低下して整形外科系の症状の発症・悪化につながるとともに、体のバランスも崩れて不健康になる可能性があります。

また、人と接する機会が減れば、脳に与える刺激が減るため、認知症の発症・悪化につながります。

隔離を行なうことによって、日常生活や健康に大きな弊害を与えます。

確かに、高齢者が新型コロナウィルスに感染すれば、重症化の危険性があるため、
できる限り感染する確率を下げることが望ましいですが、過度な感染対策によって、
健康を損なって生活の質が大きく低下すれば、元も子もありません。

そもそも、新型コロナウィルスは感染力が強く、
隔離したからといって、100%防げるわけではありません。
 

そこで、新型コロナウィルス対策と日常生活の健康維持とバランスを取る必要があります。

ある程度感染対策を努力する必要はありますが、
特に問題がなければ、可能な範囲でしっかりと活動していくことも大切です。

高齢者の外出については、基本的には人混みを避ければ出掛けても問題ないと思います。

普通に散歩や運動を行なっていただいて構いません。
人混みの繁華街や屋内施設を避ければOKです。

詳しくは、高齢者や基礎疾患のある方が外出する際の感染リスクについてをご覧になって、これを参考にして外出を考えていただければと思います。

それから、人と接する機会については、繁華街やカラオケや大規模集会は避けるべきでありますが、近所の人や公園・緑地で少人数で少し会話するぐらいならいいと思います。

あと、足りない部分については、話し相手・傾聴サービスを活用して補完するのも一つの手です。

もっとも、生き生きとした日常生活を送るのも新型コロナウィルスに対抗する免疫の強化につながりますので、感染対策は隔離・自粛が全てではないということを理解していただければと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました